こんにちは。HIPS事務局の中山です。
私はいま、
「リフォーム&リノベーション
インテリアコーディネーター名鑑」
の編集を担当しています。
「インテリアコーディネーター名鑑」では
主にフリーランスで活躍する
インテリアコーディネーターたちを
紹介しています。
10年前からシリーズ化している
業界ではひそかに人気の本なのですが、
今回は記念すべき10号目、
タイトルにもある通り、
初めて「リフォーム&リノベーション」
にフォーカスした名鑑となりました。
今月下旬の発刊に向けて、
編集作業がまさに山場を
迎えているところです。
実は今回のインテリアコーディネーター名鑑、
これまでで最多の56名の方に
掲載いただくことになりました。
過去の名鑑では38名が最高だったので、
今回大幅に増えたことになり、
この結果に最初は「なんで?」と
不思議に思っていました。
さて、その理由ですが、
みなさんの原稿の中に
その答えが書かれていました。
フリーランスで活躍している
インテリアコーディネーターは、
今仕事の8割以上が
リフォームとリノベーションに
シフトしていると書かれているんです。
その要因についても
お話を聞く機会があったのですが、
やはり、新築マンションの価格高騰が
大きいみたいです。
首都圏のマンション価格は
ここ5年ほどで20〜30%
上がっているようなのですが、
震災復興のために
建築資材の価格が上がり、
そこに職人さんの人手不足が重なったこと、
また、マンション用地の取得価格が
日銀の低金利政策の影響を受けて
5〜6年前から高騰し始めたことも
要因となっているようです。
たしかに、毎日ポストに投函される
マンションのチラシを見てみても、
以前なら4,000万円くらいだった
マンションが、
ほとんど同じ立地で
5,000万円を超えていたりします。
このような状況では、
サラリーマンには
手が届かなくなってきますし、
だったら中古を買って、
自分好みにリノベーションした方が
安上がりだという考えになるのも
わかる気がします。
住宅雑誌を見てみても、
必ずリノベーションの記事を
掲載していますし、
やはり世間の関心が
高いということなのでしょう。
今日のニュースにも流れていましたが、
大手のディベロッパーでも
リノベーション案件の争奪戦に
なっているみたいですね。
築14〜15年の中古のマンションを
リノベーションして、
付加価値をつけて販売する。
こういった仕事は基本、
建築士は関わらないので
まさにインテリアコーディネーターの
出番といったところです。
冒頭のインテリアコーディネーター名鑑に
掲載されているみなさんも、
今はこの分野でフル稼働しています。
これから
インテリアコーディネーターを目指す方も、
ぜひリノベーションについて
いろいろ調べてみてはいかがでしょう。
きっとチャンスが転がっていると思います。