こんにちは、

HIPS事務局の和田です。

 

少し前に、将棋の羽生善治さんの著書を読みました。

 

羽生さんといえば昨年12月、
竜王を奪還し、史上初の「永世七冠」を達成した
言わずと知れた将棋界の偉人です。

何かと話題の将棋界ですが、未だに「将棋=羽生善治」という
イメージが誰もにあるのではないでしょうか。

ただ私自身、将棋が特別好きなわけでも詳しいわけでもありません。

小学生の時に指したのが最後なので、
今やルールもあいまいです。

 

今回の著書も、たまたま書店に立ち寄った際に、
羽生さんコーナーが設置されていたのを見て手に取りました。

 

龍王とか、永世7冠と書きましたが、
どれぐらい凄いのかはよく分かっていません。

あまりに凄いと、その凄さを適切に語ることすらできないんだなと思います。

 

さて、その著書の中で羽生さんが
試験勉強にも通ずるような金言を
おっしゃっていました。

 

以下、少々長いですが、抜粋です。

「長いモノサシを持て」

 

何かを上達したいと思った時、人は懸命に努力をするものですが、
できるものとできないものがあります。

持って生まれた先天的な才能でしょうか?

もちろん、それも関係しているでしょうが、
もっとも大きな影響を与えているのは、
個々の人が持っている“モノサシ”です。

 

ここで言う“モノサシ”とは、
自分が何かを習得するまでの基準タイムのこと。

(中略)

そして、それを基準にして現在取り組んでいることに対して
自己評価をしているのです。

ホットケーキは三回で上手に焼けるようになったから、
もう少し難しそうなマドレーヌは六、七回はかかるかな、
などと考えているわけです。

そのような経験を重ねる中で長いモノサシをつくることは、
とても有効となります。

なぜなら、長いモノサシを持っていれば、
少なくともその期間は不安になることが少ないからです。

たとえばフランス語を流暢に話せるようになるのに三年間かかったとします。

次にスペイン語を勉強しようと思った時には
三年は普通とも思えるはずですし、
単語や文法で似ているところもあるので、
二年くらいかなと見当をつけることができます。

これがアラビア語だったら文字も異なるし、
言語グループも異なるので五年はかかると思うかもしれません。

途中で挫折をしてしまう多くの場合は、
能力がなくてではなく、迷ってしまって、
いつまで続ければ成果が出るかわからなくなってしまってやめるのです。

(中略)

ですから、小さい時にどんな物事でもよいので、
一つだけでもいいので長いモノサシができれば、
ほかの物事に対峙した時に立ち向かっていけるのではないでしょうか。

______________________________________

 

さすが羽生さん。
わかりやすく、説得力がありますよね…

試験勉強を進める上でも、
挫折したり結果が出なかったりするのも、
その人が能力が低いとか、
そんなことは決してないと思います。

 

羽生さんがいうように、
「どこまでやればいいか」が
見えてこないから苦しくなってしまうのだと思います。

 

私たち資格対策スクールの役割は、
「何をどこまでやれば大丈夫」というモノサシや、

「合格が見えてくる」という
希望を提示してあげることだと思っています。

少なくとも、個人的に思っています。

もちろん、「100%大丈夫」というものはないのですが、
出来る限りのサポートをしたいです。

 

資格の勉強でもそうですが、
これから何か新しいことや
困難なことにチャレンジするとき、

自分の中にあるモノサシを引っ張り出してきて
一つ目処を立ててみるというのは
有効かもしれません。

 

一度過去にインテリアコーディネーター試験で
挫折している人は、その時の経験がモノサシになります。

 

「私の場合、1日30分じゃ足りなかった」

「直前期にならないと火がつかない
もっと早めにコツコツやっておけば余裕があったはず」

「過去問題集は解いていたけど、頻出分野を意識して計画的にやれなかった」

 

 

すべての反省点が次にチャレンジする際の
「あなたオリジナルの必要な対策」として活きてきます。

 

インテリアコーディネーター試験でなくとも、
過去の別の資格に対する勉強の経験でも、
高校受験や大学受験の経験でも良いと思います。

自分ならではの勉強の癖、何かに取り組むときの弱点を
知っているだけでも武器になるはずです。

 

インテリアコーディネーター試験に際して
もっと明確なモノサシが欲しい方。

 

HIPSの通学コースであれば毎週の復習テストで
分野ごとの自分の得点が把握でき、
クラスの平均点と比べることができます。

 

通学コースでなくとも、
近くにスクールがなくとも、

HIPS(ハウジングエージェンシーが)が
毎年夏に行う全国公開模擬試験もモノサシに最適です。

 

本試験同様、全50問のオリジナル予想問題を受けられ、
その時点での合格判定と採点レポートをお出しします。

 

会場受験であれば本試験と全く同じ
タイムスケジュール。

他の受験生もいますので、
本番さながらの緊張感や時間配分も経験できます。

 

このように、本番に向けた
モノサシは取り組み方次第で手にすることができます!

 

そして、
インテリアコーディネーター試験に合格したとき、

あなたが手にするモノサシはきっと長く、
今後の人生においても大いに役立つものとなるはずです。

 

HIPSはインテリア・住関連の
資格取得を目指すあなたを
これからも応援しています。

 

 

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