こんにちは。
絶賛イヤイヤ期中の次男(2歳半)に手を焼く、出版事業部の榎田です。
先日、5/30に国土交通省が「平成29年度住宅市場動向調査」を公表しました。
「平成29年度住宅市場動向調査」とは?
住み替え・建て替え前後の住宅、その住宅に居住する世帯の状況、住宅取得に係る資金調達の状況等について把握し、今後の住宅政策の企画立案の基礎資料とすることを目的として、毎年度実施しているものです。 (国土交通省のHPより抜粋)
住宅の種類を「注文住宅」・「分譲住宅」・「中古住宅」・「賃貸住宅」・「リフォーム住宅」に分けて調査・集計しており、住まいに関わる仕事をされている多くの方にとって参考になる内容です。
調査結果の主なポイント
■ 購入資金と平均年収
・購入資金は、注文住宅(4,472万円)が最も高く、注文住宅購入資金は、平均世帯年収の約6年分
・購入世帯の年収は、分譲マンション(798万円)、注文住宅(734万円)、分譲戸建住宅(701万円)の順に高い
・購入資金に占める自己資金の割合は、リフォーム(75.8%)、中古マンション(51.3%)、中古戸建住宅(46.1%)が高く、分譲戸建住宅(26.4%))が低い
■ 居住人数
・一世帯あたりの平均居住人数は、注文住宅、分譲戸建住宅、中古戸建住宅で「4人」、分譲マンションで「3人」、中古マンションで「2人」、民間賃貸住宅で「1人」が最も多い
■ 住み替え・建て替え・リフォーム前後の延べ床面積の変化
・従前住宅との比較において、注文住宅(新築)、分譲戸建住宅、中古戸建住宅への住み替えにより延べ床面積は3割以上広くなっている
■ リフォームの動機
・リフォームの動機は、「住宅がいたんだり汚れたりしていた」(46.5%)が最も多かったが、長期的にみて変化は小さい一方、「家を長持ちさせるため」(29.8%)、「さしあたり不満がなかったがよい住宅にしたかった」(14.4%)の回答は長期的にみて増加傾向
(国土交通省のHPより抜粋)
この中で私が気になったのは、「リフォームの動機」に関しての部分。
「家を長持ちさせるため」、「よい住宅にするため」という理由が長期的にみて増加傾向とのこと。
逆に「いたんだり汚れたりしていた」という動機は、過去5年でみると減少傾向にあります。
日本の家の寿命は20-30年と言われていますが、欧米のように3世代にわたって孫の代まで住み継ぐような考え方が浸透しつつあるのかもしれませんね。
また「施工者・物件に関する情報収集方法」も興味深い結果が出ています。
リフォーム実施世帯では、施工業者を選ぶ際の情報収集で一番多いのは「以前から付き合いのあった業者」だそうです。
ちなみに次点が「知人等の紹介」。
「インターネット」での情報収集は付き合いのあった業者の4分の1程度しかありませんでした。
顔が見える身近な業者が選ばれる傾向にあるようですね。
リフォームにおいては、日頃のお付き合いやアフターフォロー、近所の口コミなど地道な活動こそが最大の営業機会なのかもしれません。
その他にもいろいろ興味深い調査結果がでています。
ここでは紹介しきれないほど多くの情報がありますので、ご興味ある方は一度ご覧になってみてください。
【国土交通省:平成29年度住宅市場動向調査の結果をとりまとめ】
http://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000126.html
住まいにおいて、活躍の機会が拡がっているのがインテリアコーディネーターや福祉住環境コーディネーターの方々です。
我々も資格取得を通して、人材開発や住宅環境の発展に貢献できるようがんばっていきたいと思っています。
資格取得にご興味ある方は、下記をご覧ください。
▼インテリアコーディネーター
http://www.housing-a.co.jp/dec/contents/ic/index.html
▼福祉住環境コーディネーター
http://www.housing-a.co.jp/dec/contents/fc/index.html
いつまで続くの、、、、イヤイヤ期…
出版事業部の榎田でした。